5月27日(土)に運動会が終わりました。
私のクラスの4年生たちは、やる気満々でした。
練習の時から、熱心に一生懸命に取り組んでいました。
4年生の競技は、
- 徒競走
- 綱とり
- ソーラン節
でした。
子どもたちは、運動会に向けて目標を立てました。
目標の立て方は、こちらを参考にしてください。
私のクラスの子どもたちが立てた目標は、
「いっしょうけんめいにみんなでなかよく楽しくゆうしょうをめざす4年2組」というものです。
この黒板は、運動会前日に私が子どもたちに向けて書いたものです。
自分たちが立てた目標に向かって頑張ってほしいという思いから書きました。
持ち物に、「勇気」と「笑顔」を持ってきてねというちょっとしたふざけも入れて(笑)
団体種目で不安なことが…
本番に向かって心配なことがありました。
それは、団体種目の綱とりの練習のことです。
2回練習があったんですが、両方とも優勝をしたんです。
いいことだと思いますよね。
もう子どもたちは、本番も優勝できると思っているんですよね。
ただ、フラグがすごいんです。
だいたい練習で圧倒的だと本番に勝てないというイメージがありませんか。何かそんなフラグ臭がしたんです。
そして、迎えた本番。
、、、はい、負けてしまいました。
子どもたちの落ち込みようはすごかったです。
退場は走って退場するのですが、走ることができないくらいでした。
私は、用具の担当なので、運動会当日はほぼクラスのところへ行けません。
最後の帰りの会に、何と子どもたちに言おうかとても迷いました。
でも、わかったんです。
私も、子どもたちと同じ気持ちだと。
めっちゃ悔しい。1位なる気満々でしたから。
そうか、目標の「いっしょうけんめいにみんなでなかよく楽しくゆうしょうをめざす4年2組」に向かって本気で頑張っていたから子どもたちは「悔しい」んだって、わかったんです。
だから、こんな話をしました。
「悔しかった人?」
(全員が手を挙げる)
「そう言ってくれよかった。悔しくないって人がいたらきっと皆で立てた目標を達成できていないってことだからさ。先生もめっちゃ悔しい。」
「悔しいってことは 、本気だったってことだよね?」
「本気に目標に向かっていたから、悔しいんだから、この気持ちを大事にしてほしい。」
「この運動会をどう捉えるかは、自分次第、クラス次第だと思うんだ。」
私は、そう伝えました。本気な気持ちがなければ「悔しい」という気持ちは生まれません。なかなか本気になることって少ないです。
その悔しいという気持ちを大切にしてほしいと思います。
おわりに
何か「悔しい」などの負の感情って、否定されがちな気がします。
でも、負の感情って、人間にとって一番の原動力になると私は思っています。
子どもたちには、本番で上手くいかなかった運動会をこれからの原動力にしていってほしいと思います。
関連記事です。教師からみる運動会あるあるです。
教師だからこそ思う「あるある」があります。