2月下旬から3月上旬は教師にとって忙しい時期になります。
それは、日頃の普段の授業に
卒業式関係などの行事
年度末反省等の職員会議
が増えてくるからです。
そして、その教師の繁忙期の中で最も重みを占めるのが、
通知表の「初見」と「成績」
を書くことになります。
今回は、先日Twitterでのつぶやきがそれなりに反響があったので、記事にしようと思います。
小学校教師2年目が語る総合の評価の書き方
先日のつぶやきは、以下のようになります。
【総合の所見】
— セカエガ@先生ブロガー (@seka__ega) 2018年2月23日
約2時間で35人分終了。
総合の振り返りカードを書けば、
子どもにとってはメタ認知になり、先生にとっては所見をそのまま書けることになり一石二鳥。
ちなみに、総合の所見は能力評価なので、どんな課題をもち、どんな方法でアプローチし、どんな力がついたかを書けばよい。
小学校の教師をやっている方は、ご存知だと思いますが、
通知表の「初見」と「成績」を書くのにはかなりの時間を使います。
教師1年目の時は、かなり苦労して書いた覚えがあります。
きっと、私と同じように、初見や成績を書くことに苦労している若手の教師は多いのではないでしょうか?
総合の評価で使用するもの、それは、、、
現在、私は4年生を担任しています。
つまり、総合的学習の時間の評価を書かなければなりません。
1学期は、どうやって書けばよいのかわからず、時間もたくさんかけると共に、あまり子どもにとって成長を感じることができるような評価を書けませんでした。
しかし、2学期では、約2時間で総合の評価を書き終えることができました。
しかも、子どもにとっても自分の成長を感じることができるようなものに。
今回、私が取り入れたこと、、、
それは、、、
振り返りカード
です。
総合の振り返りカードを書けば、
- 子どもにとってはメタ認知(自分の成長を認知することができる)になる
- 先生にとっては所見をそのまま書ける。
というメリットがあります。
つまり、子どもは自分の成長を実感でき、教師はそれを基に初見をそのまま書けるようになります。
実際、本当に約2時間で書けましたよ!!
この記事を読んでいる方は、きっと勉強熱心な方が多いと思うので、知っていると思いますが、、、
総合の所見は能力評価なので
- どんな課題をもったか
- どんな方法でアプローチしたか
- どんな力がついたか
を基に評価すればよいのです。
つまり、振り返りカードもそれに合わせて書けばよいのです。
具体的に・・・
4年生の「環境」に関する総合的な学習を例にしてみるなら、
1.どんな課題をもったか
中庭の草が伸びきっているから、全校の皆が遊びに来てくれるような場所にしたい。
中庭の植物が少ないから、植物を増やして生き物も増やしたい。
2.どんな方法でアプローチしたか
計画に必要な物を事前に調べ、事務の先生と必要な材料について交渉をした。
本やインターネットで詳しく調べ、グループでどのような植物を植えるべきか話し合った。
3.どんな力がついたか
計画実行に必要な力を育てることができた。
友達と協力することの大切さに気付くことができた。
というような形になるでしょう。
総合の振り返りカードを書けば、子どもにとってはメタ認知になり、先生にとっては所見をそのまま書けることになりまさに一石二鳥です。
ぜひ、子どものためにも、先生自身のためにも取り入れてみてください。