私の小学校で昨日、学校研こと「学校研究全体会」がありました。
私の学校では、略して「学校研」と呼んでいます。
今年、私は学校研で授業者をすることになりました。
ちなみに、私が授業者になるに至った経緯は以下の記事を読んでいただければと思います。
そもそも学校研究って何をやっているの?
さて、そもそも学校研究は、何をやっているのでしょうか?
私も、1年目は何が何だかわからないまま参加していました。
(今でも、よくわからないところは多いですが…)
2年目として、学校研のことについてわかる範囲でまとめてみました。
まず、最初に知っていただきたいのが、
学校研究会は教師の「義務」ということです。
初めに申しあげておきたいのが、学校研究は、法律で定められた義務であるということです。
つまり、この学校研究をさぼってしまったら、法律違反になってしまいます。
きっと、学校研究をさぼっていたから、罷免されたというようなことはないでしょうが…事実的には、そうなっています。
だから、教師という職業は法律上、常に学び続けなければならないのです。
学校研究で主にやることは、
公開授業→討議→講評→自評
です。
学年の一人が学校の研究テーマにあった子どもの姿や子どもにつけさせたい力を考えて授業を考えます。
それを学年の先生と考えながら、学校の先生に向けて公開授業をします。
私の学校では、約40名の先生が見に来ます。
そして、その公開授業が終わると、今回の授業について研究テーマに向けて子どもたちはどのように学習していたか、教師はその研究テーマに向けて手立てをとっていたか等を話し合います。
ここでは、できるだけ他の方も授業で実践できるように、一般化していくことが求められます。
最後に、指導主事から、講評を受けて、授業者が、自評をするという流れです。
学校研究をすることで、間違いなく、授業力がアップすると1年間やってみて私は思っています。
ぜひ、皆さんがあっと驚くような授業提案をしてみたいものです。
本日、問題になったこと
今日は、第1回目の学校研究会だったので、今までの研究の方向性の確認や今年度、学校研をどうやっていくかという提案がありました。
その中で、新しく来られた先生方から指摘されたことがありました。
それは、
「新指導要領に準拠しているのか」ということ
です。
例えば、「思考」という言葉を使っているのですが、この「思考」は、新指導要領に準拠していると捉えるべきか、学校で考えられた定義の言葉なのかというような質問がありました。
また、別記事で掲載しようと思いますが、これからは、新指導要領に準拠するということは、必然だと思いました。
教師は、公務員なので、やはり指導要領に記載された「力」を伸ばさなくてはなりません。
今日感じたことは、その新指導要領を詳しく知る必要性です。
もちろん、子どもたちのためもありますが、やはり、知っている方が、教師としての発言力も強くなる気がするからです。
現場に出ると、指導要領について読む時間や研修する時間は限られてきます。
指導要領や文部科学省の出している資料に強いと、授業で力を入れるポイントもわかってきます。
おわりに
本日の第1回学校研究全体会では、研究推進委員として、板書の担当をさせていただきました。
学校研究は、そもそも子どもの力を伸ばすため、そして子どものために教えている教師のスキルアップのために行われているものです。
研究と言われると、何かいやだなと思う先生もおられるかと思いますが、本来、学校研究は子どものために、教師のスキルアップのために開かれていると思います。
子どもたちのために、楽しく有意義な学校研究ができるといいなと思います。