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子どもに自分たちで決めたと思わせる黒い目標の立て方

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何かの活動をする上で、目標を設定することは多々あると思います。

 

目標を立てるときは、子どもたちにとって、どうも自分事にならずに何となく決め、結局活動中は全く意識されないということが多くあるんじゃないでしょうか。

 

今回は、目標を子どもたちが自主的に立てたと思わせ、常に意識し続けさせる方法を書いていきたいと思います。 

 

目次

子どもに自分たちで決めたと思わせる黒い目標の立て方

子どもに自分たちで決めたと思わせる黒い目標の立て方の手順は以下の通りです。

 

  1. 方向性を示す
  2. 全員の意見を出す
  3. 分類する
  4. まとめる
  5. 可視化する
  6. 振り返る

では、詳しく見ていきましょう。

 

1.方向性を示す

まずは、教師がどのようなことを大事にしているのかということを伝えましょう。

 

いきなり、何もない状態から、

「はい、目標を決めましょう!」

と言われても、決めるための基準がなかったり、要素がないと、目標を立てることはできません。

 

教師がこの活動において大事にしてほしいこと、あるいは、去年度の目標を伝えたりしながら、今年の目標を立てるための方向性を示していきましょう。

 

ここでのポイントは、この方向性を示す時に、こういう風に子どもたちに頑張ってもらいたいと本当に思っていることを伝えることです。

 

この時は、まだ他人事だとしても、「5.可視化する」「6.振り返る」くらいまでいけば、子どもたちは自分事としてその目標を捉えるようになります。

 

ちなみに、今年度の私のクラスの学級では、「ゆうき」という方向性を伝えました。

www.naka--sho.com

詳しくは、上の記事を参考にしてください。 

 

2.全員の意見を出す

そして、次に、全員の意見を出します。 

ポイントは、全員に意見を出させるというところです。

 

何でもいいんです。ある子が、多少見当違いなことを言っててもいいんです。

 

全員がこの目標について考えたという意識が大切なんです。

ここで全員出さないと、

「誰かが考えた意見だからいいや」

という意識につながってしまいます。

 

だから、ここでは必ず全員に意見を出させてください。

 

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オススメなのは、上の写真のように付箋を使うことです。

「はい、皆さん意見を言ってください。」

と言ってもなかなか全員の子は発言できません。

 

だから、付箋です。

付箋を全員に書かせることで、考える時間を与え、意見が言いにくい子でも、意見を言えるようにします。

 

こうすることで、全員の意見を出します。

  

3.分類する

全員の意見が出そろったら、次は分類です。 

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もう一度、この写真を見てください。

子どもたちが付箋に書いた意見を分類しています。

 

例えば、クラスのよいところなら、

「思いやりがある」「やさしい」「ともだちとなかよく」「ゆずり合う・助け合う」「楽しい」「えがお」「ゆうき・チャレンジ」というように分類しています。

 

4.まとめる

次に、分類したキーワードから特に大事にしたいことや目標を考えさせます。

 

教師が方向性を示し、全員が意見を出し、分類したところまでいけば、不思議なことにほとんどの子どもの意見が揃ってくるんです。

 

その言葉をまとめていけばいいんです。

ちなみに、私のクラスの目標は、

「ゆうきをもってチャレンジできるやさしい4年2組」

という形にまとまりました。

 

私が方向性を出した「ゆうき」という言葉に共感した子どもたちが多かったみたいでかなり影響されていました。

それに、クラスのよいところで出ていた「やさしさ」も入れたいということでこうなりました。

 

1~3の過程を行うと、この4.まとめるのは比較的に簡単にできます。

(逆に、いきなり目標決めますと言って始めるとまとまらないということです。)

 

5.可視化する

ここから、継続して目標を意識させるコツは、「可視化」です。

私のクラスの様子です。

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教室の後ろに貼ってあります。クラスで問題があった時、クラスで上手くいった時など、必ずクラスの目標に立ち返るようにしています。

 

そうすると、子どもたちも徐々に自分事になっていきます。 

目標が決められていても、それが常に意識されていなければ意味がありません。だから、可視化して常に振り返れるようにしておきます。

  

6.振り返る

可視化をしたら、前項で少し先述しましたが、振り返りをします。

 

問題が起こった時には、この目標に戻り反省をし、

クラスが輝いた時にも、この目標に戻り再確認をするようにします。

 

振り返りを繰り返すことで、子どもたちは自分たちで決めた目標だと感じ、自分事として取り組むようになります。

 

子どもへの声掛けは、この記事を参考にしてください。 

www.naka--sho.com

   

おわりに

「子どもに自分たちで決めたと思わせる黒い目標の立て方」

ということで書いてきました。

 

教師にやらされるより、教師に介入されるより、

子どもたちは絶対に、自分たちで考えて行動している方が楽しいです。

 

もちろん、道がずれた時は声をかけてあげるのが教師の仕事だと思いますが、できるだけ準備をしておいて、子どもたちが自分たちで決めたと思うようにしていきたいと考えています。

 

黒い目標の立て方というように少し誇張して書いたんですが、子どもたちに気づかれずに子どもの自主性を伸ばしていくことは、教師という仕事に必要なスキルなんじゃないでしょうか。

 

ぜひ、この記事を参考に、子どもが自主的に活動できるヒントにしていただけたら、嬉しいです。