教師になると、たくさんの専門用語を学ぶことになります。
「校務分掌」という言葉も、最初は「何だよ、それ」ってなったのをよく覚えています。
でも、教師になって1年経過すると、「校務分掌」という言葉を当たり前に使います。
(ちなみに、校務分掌(こうむぶんしょう)とは、学校内における運営上必要な業務分担のことを言います)
今回は、学校の専門用語でも、国語科で使用される
習字・書写・書道
の意味の違いに絞って調べたのでまとめていきます。
習字・書写・書道の意味の違い知っていますか?
国語科でよく使われる「習字」と「書写」と「書道」という言葉をよく耳にすると思います。
現役の小学校の先生方、意味はご存知でしょうか?
(ちなみに、小学校教師2年目の私は大変恐縮ながらここで調べて初めて知りました。)
習字とは…
教育現場で使う(特に小学校でいう)「習字」とは、毛筆の意味合いが強いようです。
皆さんが習字の授業でイメージする下の写真のようなのが、「習字」です。
書写とは…
一方で、書写(書き方)は、硬筆(書き方ペンも含む)・毛筆の両方の学習を指します。
書道とは…
書道とは、高等学校で「芸術科」に入ることになっています。
中学までは「書写」、
高校からは「書道」で、
中学は国語の一部としての指導になり、高校は芸術分野の扱いになるということです。
「書写」はその名の通り「お手本を書き写す」ことで、先生のお手本通りに書いて毛筆・硬筆の筆順や形の練習をします。
一方で、「書道」は様々な書体、作風に触れて作品を仕上げていきます。
お手本がある場合もあります(有名な書を臨書する場合など)が、創作の場合も多くあります。
まとめると…
よってまとめると、
ここで使う習字・書写・書道の言葉の意味を簡潔にまとめると、
習字・・・毛筆
書写・・・毛筆と硬筆
書道・・・芸術
ということになります。ぜひ、使い分けてみてください。