小学校教師1年目が終わり、2年目が始まりました。
何とか小学校教師として1年間自分なりに頑張ってきた中で、僕自身が最も心に残っていることを振り返ろうと思います。
自分の「やりたい!」という理想だけを追いかけた日々
大学生が終わって、辞令交付されてから5日後には子どもの前で教師として立っていた当時の自分は、
「よし、いろんなことをこの子たちとやっていくぞ!」
と思っていました。しかし、最初は何をすればよいのかわからないこそ、周りが見えないからこそ、自分なりに楽しい気持ちで、「できた気分」で頑張っていました。
試練が訪れた夏休み後
しかし、夏休みが明けた後から、多くの「自分の未熟さ」に気づかされました。
ここでは、詳しく書けませんが、全員がそろわなかったり、ルールが乱れてしまったりなど、自分の力不足によって子どもたちが「安心・安全」なクラスで過ごすことのできない部分があったと思っています。
そして、1年間教師をやったからこそ、当たり前なことですが、とても大事な1つの思いを強く感じました。
「子どもが一人一人いる」という当たり前のことが幸せだということ
それは、大学から卒業して、いざ教師になって、「子どもたちが当たり前に教室にいる」ということがどれだけ幸せかということです。
特に、今の時代は、価値観が多様化され、様々な課題を抱えた子どもがいます(もちろん、自分も含め大人もですが…)。
「授業がどうとか」「教師の発問がどうとか」をまず大事にするよりかは、目の前の子ども一人一人のことをもっと大切にしてこれからの教師生活を過ごしていきたいと思っています。
(もちろん授業も大事ですが、その前に児童理解や児童を大切にする気持ちが大切ということです。)
目の前の子どものサインにどれだけ気づけていますか?
- 顔色はどうかな?
- 友達とどうかな?
- 困っていることはないかな?
- 持ち物が乱れていないかな?
- 忘れ物が増えていないかな?
- 保健室に行く回数が増えてないかな?
- 放課後の友達との付き合いはどうかな?
日々の業務に追われて、子どもたちのサインを見逃さないようにしていきたいと思います。「みんな」ではなく、「一人一人」を見ることができるように。
一人も見捨てない集団作りを!
一人でも欠けたら、ダメなんです。
一人一人が安心・安全に過ごせて、一人一人が輝くことのできる集団作りを2年目はより一層意識していきたいと思っています。
- 子どもがいるから、授業ができる
- 子どもがいるから、休み時間に遊べる
- 子どもがいるから、悩むことができる
- 子どもがいるから、給料がもらえる
- 子どもがいるから、夢が語れる
目の前に子どもがいることの幸せを忘れずに、これからの教師生活を送っていきたいと思います。