以前、日テレで放送された「ゆとりですがなにか」にあやかって、「家庭訪問好きですがなにか」というタイトルで今回は投稿してみました。
家庭訪問の季節がやってきました
さて、家庭訪問の季節がやってきました。
4月の下旬と言えば、学校によりますが、家庭訪問をするところが多いのではないでしょうか。
家庭訪問というと、学校の先生が普段あまり着ないスーツを着て、家でお母さんが先生を迎えるという風景を想像するのではないでしょうか?
ここだけの話なんですが、僕、家庭訪問好きなんです(笑)。
たぶん、学校の先生でも、「家庭訪問が好きです。」という先生は少ないかもしれません(笑)
いたら、ぜひコメントしてください。きっと仲良くなれる気がします(笑)。
今回は、家庭訪問に私が意識していることをまとめてみました。
家庭訪問で話すべき(聴くべき)3つの話
家庭訪問で話すべき(聴くべき)話は、簡単にまとめると以下の3つが挙げられると思います。
- 学校での様子
- 家庭での様子
- 気をつけなくてはいけないこと(アレルギー・気質・友達関係など)
学校によりますが、基本的に家庭訪問での話す時間は10分程度だと思います。
限られた時間しかないので、多くのことを話し、多くのことを聴く必要はありません。
4月からの学校での様子を話し、家庭での様子を聴き、最後にその子について気をつけなくてはいけないことを聴けば、ここでだいたい10分になります。
最初のぎこちない雰囲気を打破するためには
話す内容は大丈夫だけど、家庭訪問した時の、保護者との最初のあの微妙な雰囲気が苦手なんですという方がいるかもしれません。
そんな時は、まず雑談をしてみましょう。
雑談の話題
- 気候・季節
- 道楽・趣味
- ニュース
- 旅
- 知人
- 家族
- 健康
- 姓名
- 仕事
- 衣食住
最初の1~2分で構わないので、上記の10個の雑談の話題のうちのどれか1つを話してみましょう。
例えば、実際に今回、私が家庭訪問で話したことは、
趣味について
(家の駐車場にロードバイクが飾られている)
「あの、自転車かっこいいですね。僕も自転車好きなんですよね。
お乗りになるんですか?」
家族について
(双子の家庭に行く)
「双子なんですね。双子で大変なことはありますか?
実は、私も双子なんですよね。」
何でもいいんです。
家に訪れた時に、何かしらのご家庭の特徴を取り上げ、興味をもって話すと相手もこちらに対して興味をもってもらえるんです。
いきなり、子どもの話をする前に、少し雑談で緊張をほぐすと、お互いに話しやすくなります。
家庭訪問した際に、最初に雑談することは、かなりおすすめです。
家庭訪問はひたすら「聴けばいい」
でも、保護者と話すのは緊張するという方もいると思います。
安心してください。
最終的には、話さなくていいんです(笑)。
基本的には、「聴く」ということができればいいんです。
話すのが苦手ですという方は、ひたすら話を聴けばいいんです。
たぶん、話を聴いているだけでも、時間がきてしまいます。
もう、ひたすら聴き役に徹しましょう。
最後にこの一言を
ここまで、家庭訪問について話をしてきましたが、最後にこの一言を忘れないでほしいと思います。
それは、「ご家庭と学校とで協力して〇〇さんを育てていければと思います」という一言です。
教師が子どもと関われるのは、基本的には1年間です。
それに対して、家庭では、これからも何十年と続くわけです。
また、小学生だとしても、もう6~12年間も我が子のことを保護者は観ているわけです。
そんな、保護者の方に、
「〇〇が課題なので、伸ばしていってください。」
と言うのは失礼です。
一緒に協力して頑張っていきましょうということを伝え、保護者を教師の味方にしていくことが大切です。
保護者を敵に回すのではなく、味方になってもらえるような家庭訪問になるといいですね。